自調自考論文が目指す4つのSTEP
「自らの手で調べ、自らの頭で考える」これが本校の基本目標です。与えられた知識を自分なりに深化させ、次の知識につなげていく。この力を身につけていく教育活動の集大成として、高校1年〜高校2年の2年間をかけて「自調自考論文」の執筆に取り組んでいきます。
- 10,000字程度の文章を書く。
- 必要十分な資料を収集し、規定に基づいて書くことができる。
- 集めた資料に基づいて、論理的に自分の考えを述べることができる。
- 研究分野に精通し、自分の考えを論理的に、オリジナルな資料や見解に基づいて述べることができる。
自分がやることにはどのような意味があるのか、どのような方法が適当なのか、どのような見通しがあるのか、これらをよく考えて、適切な「問い」の確立、実現可能性の検討などを、アドバイザー面談やライティングセンターの活用、ゼミにおける中間発表を通して実践していきます。
他者からの客観的・批評的な視点を得たり、ゼミ仲間の研究に触発を受けたり、コミュニケーションの重要性を認識することが求められ、ゼミ形式で学習を進めながら、最終的には「自調自考論文 優秀論文発表会」が開かれます。
自調自考論文の作成
問い立て練習会
論文テーマの「問い立て」は、書き始めに直面する大きな壁です。
問い立て練習会は、模擬テーマでの「問い立て」をグループごとに練習します。本校の卒業生がアシスタントとして参加し、生徒により近い目線からアドバイスを与えてくれます。
アドバイザー面接「Who’s Who Week」
生徒が教員を指名してアドバイスを受けることができます。
教員が専門的に学んでいる領域や経験と、過去の優秀論文の研究やヒントをまとめた「渋渋 Who’s Who」をもとに、関心領域について掘りさげた、論文としてふさわしいテーマを考えていきます。
ライティングセンター
研究・調査・論証方法、中間発表に向けたレジュメの作成など、論文を書くときに必要なスキルに関してのアドバイスを聞くことができます。
大学院で研究している本校の卒業生が数名ずつ来校して指導を行います。
ゼミ中間発表(2回)
研究・調査を整理して、進捗を確認する「中間発表」がゼミで実施されます。
ほかの生徒の発表に刺激を受けたり、中間発表での客観的なフィードバックを得て、研究・調査をより確実に進めていくことができます。